初めてNISAを始めた話ー60歳で区切りをつけるためにー
序章:NISAを始めた理由
人生100年時代、ふと感じた将来への思い
人生100年時代と聞き、定年後もまだ長い時間があることを知った。楽しめる時間が増えるのは嬉しい反面、その分働く時間も長くなるのだと気づき、少し不安になった。やりたいことが見つかった頃には、体が思うように動かず、気力や考える力も落ちているかもしれない。年金だけに頼る老後では、年金をもらえるまで働き続ける生活は避けられないと感じ、将来について考えるようになった。
資産形成という選択肢とNISAとの出会い
そんな中、資産所得があれば、年金が多少減っても心に余裕のある生活ができるのではないかと思った。そこから自然と資産形成に興味を持つようになり、NISAという制度を知った。これは上手に活用したい仕組みだと感じ、まずはNISAとは何か、資産運用とは何かを知ることから始め、その本質を少しずつ探り始めた。
序章を読んで感じたこと

人生100年時代って言われても、定年後に40年もあるって考えるとちょっと不安だよね。

うん。年金だけに頼る生活だと、働き続けないといけないし、体力や気力も落ちてくるしね。

だから将来の選択肢を増やすために、資産形成に興味を持ち始めたんだ。

それでNISAを知ったの?

そう。上手に活用すれば、将来のお金に余裕ができて、自由にやりたいことを選べる。未来の自分の味方になる感じかな。

なるほどね。お金の準備って、ただ貯めるだけじゃなく、人生を豊かにする手段なんだね。
第1章:資産運用の本を読んで感じたこと
NISAを始める前に知った大切な準備
NISAは、資産運用で得た利益に税金がかからない制度だと知ったが、実際に始めるには多くの準備が必要だと分かった。投資資金と生活費はきちんと分け、何かあった時に困らないよう生活費の半年から2年分の生活防衛資金を貯めておくことが大切だ。また、短期の値動きを狙う投機と、長期で資産を育てる投資を区別し、最低でも15年は預ける覚悟を持つ必要がある。
資産運用の難しさと家計見直しの重要性
さらに、相場の暴落は必ず起こるものだと理解し、動揺しない心構えも欠かせない。投資する商品を正しく理解することも重要で、考えるべきことは想像以上に多いと感じた。正直、資産運用は簡単ではない。しかし、投資資金を作るためには、まず黒字の家計を整えることが出発点となる。家計の見直しの大切さは、多くの本にも共通して書かれていた。
第1章を読んで感じたこと

資産運用って、思っていたよりずっと準備が必要なんだね。

うん。NISAは非課税で魅力的だけど、生活費と投資資金を分けたり、防衛資金を貯めたり、土台作りが大事だって分かったよ。

短期で増やす投機じゃなく、15年以上預ける投資って覚悟も必要だよね。

しかも暴落は必ず来るって知って、気持ちの準備も欠かせないと感じた。

結局、健全な家計がないと続けられないんだね。

そうだね。まずは増やす前に見直すこと。それだけでも安心につながると思ったよ。
第2章:「やらない方が怖い」と思った理由
円だけに頼ることへの不安
それでもNISAをやろうと思った一番の理由は、日本円に集中している現状が少し怖くなったからだ。日本円しか持っていない中で、円の価値が下がり続ければ、輸入品の価格は上がり、生活費がじわじわと家計を圧迫していくことは想像できる。さらに、貯金はインフレに弱く、物価が上がれば同じ金額でも買えるものが減ってしまうという現実にも気づかされた。
インフレと複利が教えてくれたこと
特に2025年は、インフレの影響を強く感じた年だった。貯金だけでは、時間が経つほどお金の価値が下がってしまう。一方で、投資は長く預けることで複利の力が働き、年数を重ねるほど資産が育つ可能性がある。このことから、円貯金だけでは将来への備えとして不十分だと感じた。こうした考え方も、やはり本に書かれていたことだった。
第2章を読んで感じたこと

第2章を読んで、日本円だけに頼っている状態って結構怖いことだと気づいたよ。

分かる。円の価値が下がれば、輸入品は高くなるし、生活費がじわじわ苦しくなるよね。

しかも貯金はインフレに弱いって、2025年は特に実感したな。

物価が上がるほど、同じ金額で買えるものが減るもんね。

一方で、投資は長く続ければ複利が味方になるって知って考えが変わった。

日本だけを見るんじゃなく、世界に目を向ける視点が必要なんだね。やらない方が怖いって思ったよ。
第3章:NISAを始めるまでに考えたこと
まずは家計の見直し
NISAを始める前にまず取り組んだのは家計の見直しだった。毎月の収支を確認し、必要な費用とそうでない費用を整理して黒字家計を作ることが最も重要だ。ただし、必要な費用は自分の価値観に合わせて決めないと、単なる我慢になってしまい、長くは続かない。価値観は人それぞれで、どの本にも正解は書かれていない。意外に大きな支出として通信費や保険料があり、見直すだけで大きな節約になることも分かった。
投資に回せる額を考える
黒字家計ができたら、次は投資に回せる金額を考える。生活防衛資金を使わずに済むよう、余裕を持った額を設定することが大切だ。投資に回せる額は家計の状況や暴落にどれだけ耐えられるかによって人それぞれ異なるため、本には具体的な数字は書かれていない。自分の生活に合わせて無理のない範囲で決めることが、長く投資を続けるための第一歩となる。
心理的負担を軽くする方法
投資の心理的な負担に対処する方法として、多くの本で紹介されていたのがドルコスト平均法だ。最初に大金を投資するのではなく、毎月少しずつ投資資金を入れる方法で、暴落が起きたときにも安く買える可能性があり安心感が生まれる。こうして、家計の見直しと投資額の設定、心理的な対策を整えることで、自分の生活や価値観に合わせた長期投資の土台を作ることができる。
第3章を読んで感じたこと

NISAを始める前に、まず家計を見直す必要があるって改めて感じたよ。

うん。固定費から見直すってよく聞くけど、保険料や通信費が意外と重かったよね。

でも削るだけじゃなくて、自分の価値観に合ってないと続かないのも大事な視点だと思った。

家計管理に正解はないってことだね。

黒字家計ができたら、生活防衛資金に手をつけない範囲で投資額を決める。

そのためにドルコスト平均法で、毎月少しずつ投資するのは気持ち的にも楽だよね。

未来を見据えて、お金も心も身軽に整える準備なんだと思ったよ。
第4章:自分に合った資産形成
おすすめの投資商品とその理由
多くの本で紹介されている投資商品は、全世界株式(オールカントリー)と米国株式(S&P500)だ。世界経済全体やアメリカ経済全体に投資するこれらの商品は、多くの株式を組み込んでおり、分散効果が高い。過去のデータでは、15年以上保有すればどちらも資産が増えており、「最低15年は保有する」という方針の根拠になっている。個人的には全世界株式が好みで、より多くの企業に分散でき、世界経済に関心を持てる点も魅力だった。
債券を入れるかどうかの判断
投資の値動きをマイルドにするために債券を組み入れる考えもあるが、今回はあえて入れなかった。債券を加えると値動きは穏やかになる一方で、値上がりも下がる可能性があるためだ。将来的には、年齢や資産バランスを考えて債券を組み入れることも検討できる。自分の投資方針やリスク許容度に合わせて調整できる柔軟さが重要だと感じた。
自分に合った資産形成の方法
生活防衛資金を円貯金で確保したうえで、黒字家計から出る余裕資金を少なめに見積もり、毎月定額で投資する方法が、自分に合った資産形成だと考えた。無理のない範囲で長期的に投資を続けることで、安心感を持ちながら資産を育てられる。このやり方は、心理的負担を減らしつつ複利の力を最大限に活かせる、現実的で堅実なアプローチだ。
第4章を読んで感じたこと

第4章を読んで、全世界株式やS&P500が選ばれる理由がよく分かったよ。

分散が効いていて、15年以上持つ前提なら現実的だよね。現役のうちは株式だけでもいいかなって思った。

債券を入れると安心感はあるけど、その分リターンも抑えられるしね。

円貯金と生活防衛資金、毎月の収入があるなら、暴落時に投資額が半分になっても耐えられる設計が大事だと思った。

実際の暴落は経験しないと分からないからね。

だからこそ、無理なく無視できるポジションで続けることが、自分に合った資産形成なんだと感じたよ。
学びと成長
お金と生き方を見直すきっかけ
NISAは単なる投資制度ではなく、「生き方」を見直すきっかけだということだ。人生100年時代を前に、年金や円貯金だけに頼ることへの不安、インフレによってお金の価値が目減りする現実に向き合い、「やらない方が怖い」と感じた視点はとても現実的だった。一方で、投資は簡単に始められるものではなく、家計の見直しや生活防衛資金の確保といった土台が必要だと学んだ。お金を増やす前に、まず自分の足元を整えることの大切さが強く印象に残った。
長期視点がくれた学びと成長
何にお金を使い、何を手放すのかを考える過程は、自分の価値観と向き合う時間でもある。全世界株式を軸に、無理のない金額で長期投資を続ける姿勢からは、増やすことより「続けること」の重要性が伝わってきた。投資も人生も長期戦。今の生活を大切にしながら、未来に希望を持つことが投資なのだと思う。60歳で区切りをつけ、自由な選択ができる自分でいるために、今できる準備を重ねていく。その姿勢こそが、この記事から得た最大の学びであり成長だと感じた。
最後に
特別な人じゃなくても、将来に少し不安を感じたことがあるなら、NISAを考える理由は十分にあると思う。大きく増やすことを目指さなくても、無理のない形で続けられればそれでいい。お金と向き合うことは、今の暮らしや価値観を見直すことでもあった。完璧な正解はなく、自分のペースで考えていい。NISAを通して、今と未来のバランスをそっと整えていく。その感覚が、静かに残ってくれたら嬉しい。
静かに準備する時間も、きっと人生の一部になる。
60歳の自分が、少し安心して笑っていればそれでいい。


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