
こんにちわ、ゆたかです。
突然だけど、「今年が、終戦から何年か知ってる?」

「えっと…2025年だから、え…80年?」

そう、ちょうど80年なんだよね。広島や長崎では、もうすぐ平和記念式典も行われる。きっとテレビや新聞でも取り上げられるだろうし、SNSでも話題になると思う。でもさ、不思議じゃない? あれだけの犠牲があって、“二度と繰り返さない”って誓ったはずなのに、世界では今も争いが続いてる。

「たしかに…。ウクライナとか中東とか、戦争のニュースはずっと絶えないよね。」

そうなんだよね。学校では「仲良くしましょう」って教わるし、家庭でも「ケンカしない」って言われて育ったのに、現実の世界ではずっと争いが絶えない。「じゃあ、平和ってなんだろう?」って、最近よく考えるんだ。
第1章:平和について考える
「平和」とは、単に戦争がない状態のことを言うのでしょうか?確かに、爆弾が落ちたり、銃声が響いたりしない状態は大事です。でも、本当の平和は、それだけではないと思います。一人ひとりが安心して暮らせて、自由に意見を言えて、誰かにおびえることなく過ごせる社会こそが「平和」と言えるのではないでしょうか。私たちはニュースやSNSで、戦争や暴力、差別の情報をたくさん目にします。そのたびに「なぜこんなことが続くのか」と疑問に感じる人も多いでしょう。学校や家庭では「仲良くしよう」「争いはやめよう」と教えられますが、現実の世界ではなかなか平和は訪れません。なぜ、世界はこれほどまでに平和から遠いのでしょうか?この問いに向き合うことが、平和への第一歩です。

だからね、“平和”って、ただ戦争が起きていない状態のことじゃないと思うんだ。安心して暮らせること、自由にものが言えること。
そういう空気がある社会こそ、本当の意味での平和なんじゃないかな。

うん…すごくよくわかる。でも、それがわかっていても、どうして現実はそうならないんだろう?

僕も、ニュースを見ながらよく思うんだ。“なんでこんなに争いが絶えないんだろう”って。実はそこには、いくつもの理由が絡み合っているみたいなんだ。ただ「平和が大事」って思うだけじゃ、なかなか届かない壁があるんだよ。

えっ、どういうこと?

それを紐解いていくのが、次の章なんだ。“なぜ平和は難しいのか?その背景を、少し見てみよう。
第2章:なぜ平和は難しいのか?
世界に平和が訪れない理由は、一つではありません。まず、国や集団の間には長い歴史の中で生まれた対立や憎しみがあります。宗教の違いや、領土をめぐる争い、過去の戦争の記憶が、今も対立を続けさせているのです。また、経済的な格差も深刻です。一部の人が豊かに暮らす一方で、多くの人が貧困に苦しんでいます。この不平等が怒りや絶望を生み、暴力やテロにつながることもあります。さらに、情報の操作や武器の売買によって、争いがわざと続けられている面もあります。戦争によって得をする人々も存在するという、厳しい現実があるのです。そして、私たち一人ひとりが「遠い世界の話」として無関心でいることも、平和の実現を難しくしています。平和は、ただ願うだけでは訪れません。

なんだか…思ってた以上に、いろんな壁があるんだね。争いが続いてる理由って、こんなに深くて複雑なんだ…。

どれも一筋縄ではいかない問題ばかり。それに、僕たち自身が“無関心”でいることも、もしかすると争いを支える一因になっているかもしれないね。

そう言われると、自分も少し責任があるのかなって気がしてきた。

「じゃあ何も変わらないのか」っていうと、決してそうじゃない。実は、ちゃんと世界は少しずつ動いてるみたいなんだ。小さくても、確かな“希望の芽”が、あちこちで育ち始めてるんだ。

ほんとに? それ、ちょっと聞いてみたい。

次の章でその「希望」の話をみてみよう。
第3章:それでも希望はある
それでも、世界が少しずつ良くなっていると感じられる瞬間もあります。たとえば、戦争による死者数は、歴史的に見て減少傾向にあります。国連やNGOが人道支援を行い、国際的な協力が広がっています。また、多くの若者が平和や人権に関心を持ち、SNSを通じて声を上げています。かつては見過ごされていた問題が、今では世界中で共有され、連帯の輪が生まれています。教育の力も大きいです。対話を重視し、多様な価値観を理解する力を育てる教育が、各国で広がっています。もちろん課題は山積みですが、小さな前進を積み重ねていくことで、確実に希望は育っています。絶望に飲み込まれず、「変わりたい」「変えたい」と思う心が、未来を動かしていくのです。

なるほど…。希望って、ただの理想じゃなくて、もう世界のあちこちで動き始めてるんだね。

声を上げる若者たち、教育の力、支援の輪…どれも小さな動きかもしれないけど、確実に“今”を変えてる。

でも…それって本当に社会全体を変えられるのかな?

そうだね。でも、長いスパンで世界を見てみると、ちゃんと変わってきてることがあるんだ。「今すぐ変わる」わけじゃなくても、「確かに良くなってる」ことって、実はたくさんあるんだ。

そうか…今の社会も、過去と比べたら進んできてるのかもね。

次は、「希望」がどうやって実際に形になってきたか。少し長い目で、世の中を見てみよう。
第4章:それでも少しずつ世の中は良くなっている
今の世界を見ていると、問題ばかりに目が向きがちですが、長い目で見れば、私たちはより平和で、人間らしい社会に近づいています。過去には当たり前だった差別や暴力が、今では許されないものとされています。科学や医療の進歩により、命を救えるようになりました。子どもの教育を受けられる国も増えています。世界は確かに課題を抱えていますが、それでも人々の意識や行動は前向きに変わってきています。私たち一人ひとりの考え方や選択が、社会全体を少しずつ変える力を持っています。「どうせ何も変わらない」とあきらめるのではなく、「自分にできることから始めよう」という思いが未来を切り開きます。平和はまだ完全ではありませんが、確実に、近づいています。

「完璧な平和」じゃなくても、少しずつでも前に進んでるなら、私たちにもできることがあるのかもしれないね。

ニュースを見ると不安になることも多いけど、その一方で、見落としがちな「前向きな変化」も確かにあるんだ。それに気づけるだけでも、意識は変わっていくと思うんだ。

今まで「平和」って、どこか遠い国の話とか、大きな政治の話だと思ってたけど…自分の考え方や行動だって、ちゃんと関係してるんだね。

終戦から80年経った今だからこそ、「じゃあ、自分はどう生きる?」って考えるタイミングかもしれないね。ということで、最後に今日のまとめを、ちょっとだけ振り返ってみよう。
学びと成長
この記事を読んで、僕は、「平和」とは単に戦争がない状態ではなく、一人ひとりが安心して暮らせて、自分の意見を自由に伝えられる社会こそが本当の平和だと気づきました。そして、世界で争いが続く背景には、宗教や歴史的な対立、経済格差、情報操作など、想像以上に深く複雑な問題があることも知り、平和の実現の難しさを実感しました。それでも、現実に希望はあると感じています。若い人たちの声、教育の力、そして国際的な支援の輪は、確実に小さな前進となって、世界のあちこちで起きていることが見えてきました。僕は「どうせ何も変わらない」と思うのではなく、「自分にできることを考えてみる」ことこそが、平和への一歩につながるのだと感じます。終戦から80年という今、この記事を通して“平和”について改めて深く考えられたことは、僕にとって大きな学びであり、心の成長につながる経験でした。
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