世界理学療法士学会2025に参加してきました!

理学療法・リハビリ

こんにちわ、ゆたかです。

今日は世界理学療法士学会に参加してきたよ。

今年は東京であったのよね。日本での開催は1999年の横浜開催以来なんだって!

そんな理学療法士のお祭りのような学会なんだけど、国際色豊かでとてもいい刺激になったよ。

ところで、どうして世界理学療法士学会に行こうと思ったの?

1章.はじめに:なぜ、学会に参加したのか?

その理由は、大きく二つあります。一つ目は、世界中の最新の研究や臨床の知見を学びたかったからです。普段の仕事だけでは得られない情報や、新しい治療アプローチなどを知ることができて、とても刺激になりました。二つ目は、世界各国の理学療法士と直接交流できる貴重な機会だからです。異なる文化や医療制度の中で働く人たちの話を聞くことで、自分の考え方の幅がぐっと広がりました。この学会を通して得た学びを、今後の臨床や研究にしっかり活かしていきたいと思いました。

実際に多くの発表に参加することが出来ていい刺激になったよ。英語での会話は緊張したけど、みんなフレンドリーに話してくれたよ。

日本で英語だけの空間は何か新鮮ね。会場の雰囲気はいったいどんなだったの?

2章.会場の雰囲気

世界理学療法士学会in東京の会場は、国際色豊かで活気にあふれていました。世界各国から多くの理学療法士や研究者が集まり、会場全体が熱気と期待感に包まれていました。最新の研究発表やポスターセッション、ワークショップなどが同時多発的に行われ、それぞれに熱心な議論が交わされていました。英語が共通言語ではありましたが、ボランティアのサポートや案内も充実しており、国際会議に不慣れな参加者にも配慮が感じられました。展示ブースやカフェスペースでは、自然な会話やネットワーキングが生まれ、専門職同士のつながりを深める場としても機能していました。東京開催ということで、日本の文化を取り入れた演出やおもてなしも印象的で、国内外の参加者にとって忘れがたい経験となったはずです。全体として、知的刺激と人とのつながりが両立した、非常に充実した雰囲気の学会でした。

発表の場以外でもお茶をしながら、自然に会話が発生する素敵な場所だったよ。

リラックスしながらコミュニケーションがとれる場所だったのね。

日本開催ということもあって折り鶴を折るスペースがあったり、ウェルカムレセプションでは東京の阿波踊りをみんなで踊ったよ。

本当にお祭りみたいで楽しそうね。ちなみにどのセッションが印象に残ったの?

3章.印象に残ったセッション

世界理学療法士学会(World Physiotherapy Congress)では様々なセッションがありました。その中でも印象に残ったのは井戸端セッションです。それは参加者同士がリラックスした雰囲気の中で自由に意見交換を行える非公式な交流の場です。従来の講演やシンポジウムとは異なり、テーマは柔軟で、専門的な議論から職場環境やキャリアパス、文化の違いに至るまで多岐にわたります。参加者は国際的なネットワークを広げることができ、新たな視点や実践的なヒントを得る貴重な機会となっています。特に若手理学療法士や学生にとっては、経験豊富な専門家と直接対話する機会としても活用されており、国際的な視野を広げる一助となっています。このようなセッションは、専門職としてのアイデンティティの形成や相互理解の促進に貢献しており、学会全体の交流と成長を支える重要な要素です。

AIやメンタルヘルスなど、その時のテーマに沿ってみんが議論する場で距離が近いからみんな親身になって発言していたよ。

お互いの環境の違いや文化の違いもあるから、いろんな視点の意見が聞けそうね。

特に印象的だったのはフィリピンの女性が職場環境を変えるために、意見を募っていたところかな。

なぜ、印象に残ったの?

4章.国際的な視点で感じたこと

フィリピンで感じた課題は、個人が非常に忙しく、病院間での連携や話し合いの場がほとんどないことでした。この状況は日本にも共通しており、地域医療における情報共有の欠如は大きな問題です。印象的だったのは、誰かが仕組みをつくらなければ、現場は変わらないという現実です。そこで、まずは病院間でつながるためのコミュニティづくりが必要だと感じました。その手段の一つとして、PT(理学療法士)協会を活用し、専門職同士のネットワークを築くことが重要です。地域の力も借りながら、より良い医療の実現にはこうした連携が欠かせないと強く実感しました。

他国の状況から連携の大切さを強く感じたよ。

病院単体よりも地域全体で医療を提供する意識が大切ね。

「2025年問題」もあり、医療・介護の負担増、人手不足は深刻化が避けられないからね。

コミュニティを通じて円滑に連携を取ることがカギということね。

各国の意見を聞くことで多くの学びがあったよ。そこで、今回の学会を振り返ってみよう。

5章.学びと自分への影響

国際的なリハビリのセッションに参加し、「個別性・地域性・持続可能性」がリハビリの未来を考える上で重要だと実感しました。メタボ予防や転倒防止に向けて、スマートデバイスやZoomなどを活用した取り組みが各国で進んでいる一方、ラジオ体操のような集団での活動も改めて注目されています。特に印象的だったのは、フィリピンの「病院間の連携が難しい」という声。日本の地域医療の仕組みや、理学療法士協会を活かした連携づくりの可能性に気づかされました。また、デンマークの女性が語った「自分の意見を持つことが幸福につながる」という言葉からは、教育のあり方を見直すきっかけを得ました。今回の経験は、世界中の仲間と優しさに触れ、自分の視野とモチベーションを大きく広げてくれる機会となりました。

切れ目ない医療の重要性は感じつつも日々の業務に追われて連携が取れていないことも多々あるよね。

どういった体制で連携を取ることが効率的か考える必要があるね。

事務作業が増えると結局、臨床業務に時間が割けないものね。

スマフォなどのデバイスを利用したリハビリも注目されていたよ。

日本では保険のこともあってどう診療報酬に入れるか難しいよね。

入院でも外来でもない予防医療をどう組み込むか考えものね。

国際的には日本みたいに公的保険が充実していないから、必要であればお金を払う仕組みがあるよ。

だから、海外ではウェアラブルやAIを組み込んだ商品が豊富にあるのね。

もちろん、日本では公的保険が充実しているから誰でも自由に

医療が受けられる仕組みが整っているんだけどね。

海外の医療制度を知ることで日本の医療制度が充実していることも再確認できたみたいね。

今後は学んだことを踏まえて、やりたいことを整理していくよ。

第6章.今後やりたい事

今回の国際セッションで学んだメンタルヘルス「5Aモデル」は、患者さんの行動変容を支える大切な考え方だと感じました。評価して終わるのではなく、助言し、目標を共有し、支援・フォローを続ける流れは、これからのリハビリに欠かせない視点です。今後はこのモデルを活用し、生活習慣病の予防やメンタルヘルス支援についてさらに理解を深めたいと思います。次回の学会では、他国の取り組みや課題をより深く知ること、そして多職種・多国籍の専門職と意見交換できるネットワーキングにも力を入れたいです。また、異文化の中で自分の考えをしっかり伝える力を養うことも目標の一つです。「意見を持つことが幸福につながる」という言葉を胸に、自分の軸を持ちつつ柔軟に学ぶ姿勢を忘れずに、次回の学びに向かって準備していきます。

リハビリをする時、相手のメンタルヘルスはとても重要だよね。

そもそもやる気がなかったらリハビリは成立しないものね。

5Aモデルはメンタルヘルスを考えるうえで、分かりやすく言語化されていてとても勉強になったよ。

今後はこの考え方を参考にして日々の臨床にあたっていくのね。

これからも新しい経験を重ねながら、柔軟に対応していけるように学ぶ姿勢を大切にしないとね。

第7章.おわりに 〜これから国際学会を目指すあなたへ〜

今回の国際セッションへの参加を通して強く感じたのは、「言葉が完璧でなくても、伝える意志と対話の姿勢があれば世界とつながれる」ということでした。各国の参加者が、それぞれの現場の課題や工夫を共有し合い、立場や文化の違いを超えて「より良いリハビリ」を本気で語り合える場は、とても刺激的で温かいものでした。自分の英語や知識に自信がなくても、そこから一歩踏み出すことで、自分の視野も、考え方も、そして人とのつながりも大きく広がります。国際学会は「特別な誰か」の場ではなく、「届けたい想い」がある人すべてに開かれた場所です。これから国際学会を目指す皆さん、自分の経験や情熱を信じて、ぜひ挑戦してみてください。世界は、きっと優しく迎えてくれます。応援しています!

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